25年ぶりの大江町
京都府の大江町を訪ねた.大江町は今は合併して,福知山市大江町になっている.
25年前に私たちは1年ほど,大江町の二俣に家を借りていて,週末に遊びに来ていた.その東側の部屋の椅子に座って,その当時開通したばかりの宮福鉄道の列車が通るのを眺めていた.府道と川をはさんで遮るものもなく,200mくらい離れていたのだろうか,ちょうど良い距離で列車を眺めることができた.その家は今もあるのだろうか.
宮津-福知山間で開通した「宮福鉄道」は,その後,舞鶴ー宮津ー豊岡の区間を併合して「北近畿タンゴ鉄道」になった.今年(2015年)4月からは,上下分離方式となって「京都丹後鉄道」となったようだ.確かにほとんど京都府を走るのだから(たぶん豊岡周辺だけが兵庫県),京都丹後鉄道でもいいのかもしれない.でも,名前からは小さな鉄道になったような印象を受ける.
最寄りの二俣駅に行ってみた.公民館の立派な建物が駅舎代わりに建っている.その隣には,変電施設もあった.25年前にはどちらもなかったものだ.その頃は,まだ電化されていなくて,かわいい緑と赤のディーゼルカーが走っていた.
この日は,緑の電車,赤に白の帯の入ったディーゼルカーをみた.写真にはないが,赤とクリーム色(いわゆる国鉄色)の電車も見かけた.これはJRからの乗り入れの列車だろうか.