阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

広島から三次へ 芸備線を訪ねる(1)

 広島から三次方面に、芸備線沿いの県道37号を行った。

 芸備線に興味をもって乗ってみようかと思ったのだが、列車密度の極端に低い区間もあるので、広島から出てその日のうちに広島に戻ってくるのは難しいようだ。今回は、とりあえず広島から三次まで車で行ってみることにした。

 狩留家という変わった名前の駅である。駅には誰もいない。線路を2本を渡って島式のプラットホームに出る。手前の側線は草が生えていて使われていないようだ。

 13時過ぎだったが、ちょうど列車が来ない時間なのだろう。時刻表を見ると13時台は上りも下りも1本も列車がない。三次行きは2時間半も列車がない。

 しかしここは山の中ではなくて、周りには家がたくさんある。芸備線の広島-三次間は、山の中ではなく大きな町はないが人がある程度住んでいるところだ(今気づいたが、ここは広島市内のようだ。でも他のところでも区と言っても街中とは限らず山の中もある。六甲山の頂上も神戸市だし、富士山の頂上も静岡市なんとか区なのだから、と思ったが調べたら富士宮市だった)。

 もう一つ感じたのは、駅があまり大事にされていないように思う。県道を走っていても、どこで曲がれば駅なのか表示が目立たない。もっとたくさんの駅に寄ろうと思っていたのだけれど、通り過ぎてしまった駅も多い。 

 

 

 

狩留家(かるが)駅 JR西日本 芸備(げいび)線 広島市安佐北区 2024年5月7日

芸備線について)
 芸備線は、広島から三次を経て備後庄原、備後落合、新見手前の備中神代(びっちゅうこうじろ)までの路線である。備中神代伯備線に合流し、列車は新見まで行く。
 芸備線全体を行く直通の列車はなく、広島-三次、三次-備後落合、備後落合-新見の三つの区間に分かれている。3つ目の備後落合-新見間の西側、備後落合-東城(とうじょう)間は1日3本の列車しか走っていない超閑散区間である。そんなこともあって廃線の話が出てきているようだ。