ライブスチームが走る
雨の降らない日を待って,SL「フォルテ」を走らせました.
初めてなので説明書を見ながら慎重に行います.先ず安全弁を外してそこからボイラーに水を入れます.2Lほどは入りました.説明書通りです.木ぎれを灯油に浸して入れて,火をつける.煙突にブロアーを乗せて,石炭を放り込んで,簡単に燃え始めました.
圧力が上がるまでには,少し時間がかかります.写真の圧力計を見ると,0.25MPaを指しています.順調に,0.5MPaになって安全弁が吹きました.
レバーを前進に入れてレギュレーターバルブを開けると,走り始めました.阿蘇ひぐらし鉄道にライブスチームが走った記念すべき日になりました.
本物と同じように,石炭を燃やして湯を沸かして蒸気で走る.実物と同じ仕組みで走ります.こういう模型を「ライブスチーム」(Live Steam)と呼びます.
調子良く走ったと言いたいところですが,実はいろいろ問題が起きました.
先ず,乗用トレーラーとSLのドローバー(連結棒)が短すぎて,走り始めて直ぐのポイントで脱線しました.火を消してから,ドローバーを長いものに替えました.
次にネジがゆるんで,リバーシングギヤのレバーからの棒が外れました.ネジが見つからなかったので,火が消えてから,新しいネジを締めました.
次に,時々バルブギヤの一部が外れることがありました.火が消えてから,これは組み立て図を見返してみて,(迂闊なことに)ネジで留めるのを忘れていたことに気づきました.
ということで,3回火をつけたのですが,2回目以降は水やボイラーが暖まっているので,直ぐ圧力が上がりました.
今日はここまでにして,説明書を見ながら後片付けをしました.機関庫にちょうど入ります.5月15日,京都の葵祭の日ですね,五一五事件の日でもあります.