阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

窓を開けたら黒い鳥がいる、何の幼鳥?

 目が覚めて窓を開けようとしたら、瓦の上に黒い鳥がいる。しばらくじっと動かないので死んでいるのかと思ったら、動き出した。

 音を立てないように注意して、写真を撮った。首を動かしてこっちを見る。動画も撮っていたらピーピーと鳴いて、最後には飛んで行った。

 この形から考えて何かの幼鳥だろう。よくいる鳥だろうから、ヒヨドリか何かなのだろうか? ネットで調べてもよくわからない。ご存知の方があれば教えていただけるとうれしい。

 

 

2022年7月3日 朝7:30頃

保線用の車両、レール探傷車

 赤水駅に行ったら、保線用の車両が側線に置いてあった。車体の側面に「レール探傷車」と書いてある。 

前に(2015年)この駅に置いてあったのは、外国製(確かオーストリアだったか)の車両だった。この数年の間に、日本製の車両ができたのだろう。

 クリーム色の車体に赤とオレンジ色の帯がある。かなり新しい車両のようである。

 しばらくすると、熊本方面から宮地行きのディーゼルカーがやってきた。私たちは、それとは逆方向の列車に乗って肥後大津に向かった。

 

 

 

赤水駅 JR九州 熊本県阿蘇市 2022年8月29日

蓮の寺、五條の生蓮寺(しょうれんじ)

 蓮を見るには、ちょっと遅い時間かなと思ったけれど、きれいに咲いていた。時々、ハラと1枚の花びらが散るのも見られた。

 入り口にも蓮の鉢が置いてある。本堂の前にも、蓮の鉢がたくさんある。栽培している品種も多く、ガイドブックにはここの住職が蓮を研究していると書いてあった。先に来ている人がいて、本を見ながら蓮を熱心に見ていた。「黄色のハスもありますよ」と教えてくれた。手にしている本は、住職の書いた本のようだ。

 中の仏さんは、お地蔵さんで寄木造らしい。「写真を撮ってもらっていいですよ」と言われた。その方が、蓮の住職のようだ。

 本堂の窓から、てるてる坊主が見えるが、ここは高野山への途中の道なので道中の晴天を願ったのが始まりらしい。

 

 

 

 

 

 

 お寺を後にして車で狭い道を降りていくと、大和二見(やまとふたみ)駅に出た。

生蓮寺(しょうれんじ)、大和二見駅JR西日本) 奈良県五條市二見 2022年7月13日

 

幻の五新鉄道、鉄道遺構

 昔、奈良県五條市から和歌山県新宮市までを結ぶ「五新鉄道」が計画された。1937年着工され、戦争で中断されていた工事も戦後に再開されたが、結局一度も列車が走ることなく中止された。橋脚に説明の札があった。

 国道24号線から吉野川にかけて寿命川沿いにアーチ橋が残っている。1枚目は新町通から川沿いに見た写真である。戦争中には鉄筋が手に入らなくて、鉄の代わりに竹を使って作られたと、地元の人に聞いた。

 そのあと、国道の方に行くと、国道を横切ってもっと先まで橋脚が続いていた(国道の部分は途切れている)。前回(2020年10月7日)、何も知らなくて車で国道を走っていて気づいたのだが、ゆっくり訪ねることができてよかった。

 

 

 

 

五新鉄道跡 奈良県五條市 2022年7月13日

近鉄の一回り

 まだ乗ったことのない、近鉄生駒線田原本(たわらもと)線に乗ってみようと思った。電車に乗るだけなら、暑い日でもいい。奈良から生駒まで行って、乗り換えて王寺に行く。王寺から田原本に行って、そこから大和西大寺まで戻って、そこで乗り換えて奈良に戻ってくる(図を参照)。

 奈良から難波行きの急行で生駒まで行った。そこで生駒線の電車に乗り換える。6番線からの発車だ。ずっと向こう側には学研都市線の緑帯の電車が見える。今から乗るのは普通の近鉄色の電車だ。ワンマン列車である。20分間隔で出ているようだ。

 

 一分という珍しい名前の駅があった。いちぶと読むようだ。しばらく行くと平群駅である。私は知っていたが有名な難読駅で、「へぐり」と読む。はじめは複線だったが、少しして単線になったようだ。30分足らずで王寺についた。

 近鉄王寺駅はそこで線路が行き止まりである。改札を出ると、すぐJR王寺駅の北口の改札がある。改札から221系の列車が見える。ここでJRの多数の線路を越えて南側に行った。

 JR王寺駅の構内は広い。王寺は鉄道の町で、昔は機関車の付け替えなどで栄えたのだろう。今でも関西本線から和歌山線が分岐しているので、ここ始発の電車も多い。

 

 

 

 

 

 

 

 先ほど降りた北側に戻った。近鉄生駒線田原本線の線路は50mも離れていないのに、途切れていてつながっていない。そればかりか、生駒線の駅は王寺だが、田原本線の駅は新王寺という名前である。もともとは別の鉄道だったのかもしれないが、理由はわからない。

 30分に1本しか電車がないので、運悪く待つことになった。ホームは帰りの高校生がいっぱいだったが、乗ってみると意外に空いていて十分座ることができた。

 20分ほどで終点の西田原本駅に着いた。ここも線路は行き止まりで本線(橿原線)につながっていない。そしてここも橿原線に乗り継ぐためには、改札を出て少し歩くことになる。しかも、王子と同じように駅名が違う。田原本線西田原本駅で、橿原線は単なる田原本駅である。

 

 

 

 
 ここからは、橿原線大和西大寺は戻るだけだ。普通電車が来てそれが先着するというので、珍しく普通に乗った。知らない駅もいくつかあった。大和西大寺で奈良行きに乗り換えて、奈良に戻った。

 しかし、最後にちょっとしたトラブルがあった。IC乗車券(ピタパ)で改札を出ようとすると、警告が鳴って出られないのである。駅の係員に言うと、「一周はできません」と言われて、途中の尼ヶ辻(大和西大寺の1つ手前)で降りたことにして処理してもらった。つまり実際に行った通りの料金を払ったことになる(770 + 210 = 980円)。

 私としては王寺と田原本で改札を出たので、特に王寺では改札を出てその辺を歩いてカフェに寄ったので、途中下車せず同じ駅で乗り降りしたという意識はなかった。よく考えれば、王寺と田原本では(駅がつながっていないので)改札を出ても連続して乗っているという扱いなのだろう。だからたぶん奈良で乗って奈良で降りたことになってトラブルになったのだろう。私が、王寺と田原本以外の駅で、降りて改札から出ていれば何も問題はなかったと思う。

乗り換え駅:奈良・生駒・王寺・新王寺・西田原本田原本大和西大寺・奈良
近鉄奈良線生駒線田原本線橿原線奈良線
奈良県 奈良市生駒市王寺町田原本町奈良市 2022年6月29日

タルゴ脱線

 1977年だから今から45年も前だ。スペインに行った時の写真である。

 はじめの写真は、マドリード アトーチャ駅である。構内は暗くて色が分からないが右側にタルゴの丸窓が見える。次の1枚は丸い端の車両、電源車ではないか。

 その後の4枚は、列車の中から撮った写真のようだ。タルゴが脱線して、それに対応する人たちが集まっている。脱線するのは珍しいことなのではないか。この時以外で今まで脱線した鉄道車両を見たのは、熊本地震の後の1度だけである。

 タルゴは背が低い。左右の車輪が独立していて、左右をつなぐ車軸がないので車高を非常に低くすることができる。それが速度向上に役立った。写真を見ても車体の下端がかなり低いことがわかる。

 

 

 

 

 


タルゴ スペイン国鉄(RENFE) マドリード 1977年8月

HOのタルゴを探す

 スペインの特急列車のタルゴの模型のこと。連接車で独特の形をしている。最近、急に手に入れたくなって、いくつかの店を探した。EPOC IV(1970頃~1990頃)のタルゴⅢを欲しいと思ったのだけれど、売り切れのようだった。エレクトロトレイン製のHOである。

 銀色に窓部分が赤いタイプである。問い合わせてみると、増結用の中間車は残っているが、セットのものはないとのこと。セットに両端の車両が入っている。タルゴは連接車で、車両の継ぎ目の部分に1軸の車輪がある。だから中間車だけでは走らすこともできない。

 もっと新しい時代(EPOC V)のものは在庫があったのだが。タルゴⅢは、スペインに行ったときに実際に見たし、丸窓がいい。中間車だけでもと思って購入はした。でも、買ってはみたもののそれを使って端の車両を改造するのは難しそうだ。

 

 そうなると、余計に欲しくなる。発売元のホーンビーのページを見ても売り切れである。知らなかったが、スペインのエレクトロトレイン社は英国のホーンビーの傘下のようだ。でもタルゴを牽引するディーゼル機関車は在庫があったので、そこから購入した。日本の店には売り切れだったものだ。 DCC のものは売り切れだったので、アナログのものを買った。デコーダーを乗せるくらいは自分でできるだろう。

 ネットで検索しているうちに、台湾の模型屋に1セット在庫があることがわかった。中国語は知らないし、今まで英語の通じる英米の店からしか買ったことがなかったので、ちょっと心配だったが注文してみた。

 ネットの翻訳の環境が良くないからか、日本語に翻訳されたページからボタンを押すと中国語に戻って、そのページのURLを入れて翻訳させるとボタンを押したことになっていなくて、などなど苦労があった。台湾は漢字とは言っても、日本と違う漢字も多いし分からない。

 でも、何とか無事に注文することができた。住所は漢字で入力できるし便利なところもある。

 

 英国からのDLも台湾の客車のセットも、1週間足らずで無事に届いた。今、円が安いからか、日本での価格より少し高く買うことになってしまった(同じものは在庫がないが、新しいタルゴと比較すると)。1.3倍くらいか。まあ、送料などもあるのだからそんなものかもしれない。

 うちの鉄道にタルゴが来てうれしい。早くDCC化をしなければ。カプラーの交換も考えたほうがいいかもしれない。

 

 

 

タルゴⅢ (エレクトロトレイン製 HO)2022年7月12日