廃線跡を歩く,福知山旧線(2)
この線は山が迫る川沿いの谷間に線路が敷かれていたので,たくさんのトンネルがある.トンネルに入ると少し涼しい.真っ暗なので懐中電灯が必要である.トンネル内は枕木の間にバラストが残っているので少し歩きにくい.
途中までは右手に川を見る形だったが,鉄橋で川の対岸に渡る.鉄橋では,列車が通っていたところは入れないようになっていて,横の通路を通る.鉄板が敷いてあって歩きやすくしてあるが,直ぐ横を覗くと写真のように川からはかなりの高さがあり少し怖い.
鉄橋を渡ったところで座って休憩した.日曜なので結構人が多い.すれ違う人もあるが,どちらかというと,私たちと同じように武田尾へ向かう人の方が多いようだ.
福知山線旧線跡,生瀬(なまぜ)・武田尾間
2時間半歩いて武田尾に着いた.武田尾の駅のホームは,一部は橋の上で残りはトンネルの中という珍しい形である.写真の切れ目は,橋の端である.自由度をもたせてあるのだろう.古い駅は,手前の少し道が広くなったところにあったらしい.旧線跡は,ここから更に道場駅方面に続いていると思われるが,そのことは聞きそびれた.
武田尾(たけだお) 福知山線 兵庫県宝塚市 2011年7月3日(日)