散歩をしていたら、大仏鉄道の跡の表示があった。大仏鉄道とは、関西(かんせい)鉄道の加茂と奈良を結ぶ、9.9kmの路線の通称です。走っていたのは1898年(明治31年)から1907年(明治40年)の9年間らしい。
道から降りてみると、トンネルが見える。松谷川隧道とある。ここを鉄道が通るには狭すぎるように思えたが、鉄道が通っていたのはこのトンネルの上で鉄道の下をくぐる水路のトンネルだった。レンガ積みのアーチ型で、覗いてみると中には水が見えた。
100年以上前の鉄道だが、大仏鉄道の跡は何カ所も保存されていて遺構巡りも流行っているようだ。