廃線跡を歩く,福知山旧線(1)
福知山線の旧線,武庫川沿いの廃線跡を訪ねた.宝塚から2つめの駅,西宮名塩(にしのみやなじお)で降りた.今回は道に詳しいMさんに連れて行ってもらうので安心だ.生瀬からでも行けるが,廃線跡に出るまでの道が,名塩からの方が良いとのこと.
西宮名塩(にしのみやなじお) 福知山線 兵庫県西宮市
両側をトンネルに囲まれた駅である
複線電化されたときにできた西宮名塩駅の前には,住宅地が広がる.駅前から坂を登るエレベーターを見に行く.乗り口はエレベーターと同じだが,坂を登るのでケーブルカーと呼んだ方がいいのかも知れない.ガラスで覆われていて外が見えるようになっている.乗り口にはヘンテコなオブジェがある.サインを見ると,「Masuo」と読める.池田満寿夫の作品なのだろうか.
Masuoの署名が見える(クリックすると大きくなります)
またエレベーターで元のところに降りて,廃線跡に向かう.少し歩くと武庫川沿いの道に出る.そこが,廃線跡の道である.線路は撤去されているが,枕木は残っている.「橋梁上歩行禁止」の看板があるが,これは線路が使われていたときの古い看板なのだろう.この橋を渡らないと先には進めない.
廃線跡の道
福知山線旧線跡,生瀬・武田尾間 2011年7月3日(日)