近鉄西ノ京駅、目の前が薬師寺
近鉄西ノ京の駅は、線路の両側に2つのホームがあるだけで駅舎がない。2つのホームは地下道でつながっていて、改札口は地下にあって東西どちらへも出ることができるようになっている。
線路は地面と同じレベルなので、普通だったらホームから直接出るように作れば便利なのに、なぜこういう構造になっているのだろう。たぶん、薬師寺の隣なのでできるだけ目立たないように駅を作ったからではないか。ホームの一部や地下への入り口など瓦屋根になっているのもその方針に沿ったものではないか。
昼間は急行も特急も止まるようだ。向かい側の列車が出て行った後に、ホームの屋根の下には「法相宗大本山 薬師寺」という石碑が立っていた。
薬師寺は解体修理の完成した東塔の1階が公開されていた。「薄墨桜」という立て札のある桜は、ちょうど花が咲きいていた。(私は知らないが)これは有名な岐阜の淡墨桜を枝分けしてもらったものらしい。