美唄で途中下車(2) 1973年3月
美唄の駅から線路に沿って進む。危なくはなかったのだろうか。列車は通っていなかったのだろうか。
線路は左にカーブしている。雪が線路の両側に残っている。線路は山際まで続き、炭鉱の施設が見えてくる。山は雪で真っ白だ。
線路は分岐し、機関庫と右手に見えるのはホッパーだろうか、それぞれに線路が入っている。左手の機関庫には蒸気機関車がいる。
機関庫の中に入ってみる。1の番号が見える。タンク機関車である。かなり古い蒸気機関車のようだ。
この鉄道はどうも4110のいる美唄鉄道ではないようだ。ネットで調べてみたところ、美唄駅からは2つの路線が出ていたらしい。1つは有名な三菱鉱業美唄鉄道だが、ここで訪ねた路線は、カーブの方向から判断して、もう1つの函館本線の南美唄支線で三井炭鉱に行く路線と考えられる。
写真の1号機関車は、B6と呼ばれる機関車で形式番号2649だったようだ(2代目の1号)。1973年廃車とある。南美唄支線が1973年9月9日廃止となっているので、この時は廃線の直前だったと思われる。