阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

無線コントローラーの製作

 5インチゲージの機関車のラジコンのことです.現在は,モデルニクス製の有線のコントローラーをラジコンのサーボモーターを使って機械的に回す方式で,無線で運転しています.以前から,機械式ではなく電気的にコントロールしたいと思っていました,モーター式のラジコンカーのアンプのようなものです(ラジコンカーのアンプは電圧が違うので,適当ではありません.2014年12月22日の報告).

 今日,12Vで動く試作回路が完成しました.机の上にいろいろ並んでいますが,ラジコンの送信機のレバーを引くと,それに応じてモーターの回転速度が変わります.レバーを押すと逆転します.

 仕組みは次の通りです.

(1)ラジコンの送信機から受信機に信号が送られる.市販のものを使う

(2)受信機からの信号をマイコンで読み取って

(3)パルス幅から前進/後退を知り,MOSFETを4個使ったスイッチで,+ーをつなぎ替える

(4)同時にパルス幅から速度を計算し,マイコンのPWMの機能を使って出力する.それをMOSFETで12V のパルスにする

(2)〜(4)の部分の回路を自作したということです.

(2)は1月12日の記事に,(4)は1月11日の記事に書いてあります.(3)の回転方向を変えるのが難しかったところです.P型のMOSFET2個と,N型のMOSFET2個とで作りました.この回路は,ネットで探してもよくわからなくて,自分で適当に考えたものです.何かもっと簡単な良い方法があるのかも知れません.でも,上手く働くようで,とてもうれしく思います.

 ここでは小さなモーターを回しているだけですから,先ずは実際の機関車に載せて試してみましょう.うまく行けば,これを基盤の上にハンダ付けをして作ることになります(さすがに,機関車に載せるのだから,ブレッドボードのままでは振動などで線が外れる危険があるだろうし),

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 実施に作るとなると,3点ほど考える必要があります.

・受信機の電源も,マイコンの電源も5Vですから,機関車の12Vの電源から5Vに変換して,供給する.これは簡単にできる

MOSFETの放熱.どの程度熱くなるのか.試してみなくては

・過電流が流れたときの対策.ヒューズをつけた方がいいのだろうか

といったところです.

阿蘇ひぐらし鉄道 呉羽の里線 2015年2月13日