阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

ウワナベ古墳を見る

 いつも24号線を通ると横に池が見えるので、古墳があるようだとは思っていた。この日は思い立って、地図を見て場所を確認し出かけてみた。

 そういえば、TVで最近調査を始めたと報道されていた。古墳の周りが池になっている。古墳の中は宮内庁しか調査できなくて、一般の研究者は外側しか調べられないらしい。

 地図を見ると「宇和奈辺陵墓参考地」と書いてある。宮内庁は陵墓の調査を禁止しているので、誰の墓かわからないものが多いようだ。日本史の研究に大きな障害である。

 24号線から入る道は、狭い一方通行の道でわかりにくい。私たちも一度は通り過ぎて、2度Uターンをして戻ってきてやり直した。

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 ウワナベ古墳の隣は、コナベ古墳がある。こちらの池は水が澄んでいて、水鳥が泳いでいた。遠くにいるのは白鳥だろうか。近くには鴨がいた。静かでいいところだった。

(白い大きな鳥だから白鳥かなと思ったが、どこにでも普通にいる鳥なのだろうか?)

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ウワナベ古墳、コナベ古墳 奈良市法華寺町 2020年10月28日

北海道のどこの駅か? ひかわ、むかわ?

 1973年4月の写真である。北海道に行った時の写真ということはわかっている。襟裳岬辺りから、次の日は稚内に行ったので、どこの駅かわからない。

 左端に駅名板が写っていて何とか読んでみると、3文字の平仮名で「ひかわ」か「むかわ」か、また2文字目は実ははっきりしない。隣の駅は左下には3文字の駅名で最初の字は「し」のようにも見える。逆の右側は平仮名4か5文字だろう。

 ネットで検索して、「むかわ(鵡川)」駅だと推察される。隣の駅は、汐見(しおみ)、浜田浦(はまたうら)でぼんやり見えている像と矛盾はないようだ。

 ディーゼル列車の交換である。先に構内の踏切がある。その向こうに3両だろうかディーゼル列車が見える。構内には貨車もあって、広々としたりっぱな駅だ。

 日高本線(苫小牧 - 様似)の鵡川駅は、富内線の分岐駅で当時は急行の停車駅だったらしい。

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 もう一枚の写真はその次にコマなので、同じ鵡川の駅で撮った可能性が高い。乗っている列車の窓から撮ったようだ。貯水槽で両側に腕のようの給水のパイプが出ている。

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鵡川(むかわ)駅 国鉄 日高本線 北海道むかわ町 1973年4月5日 

センチコガネが飛んできた

 ブーンという音を立てて虫が飛んできた。カナブンかと思ったが、よく見るとセンチコガネだった。糞虫である。

 図鑑を見ると、センチコガネとオオセンチコガネの2種が似ているようで、はっきりとは言えないがこれはセンチコガネではないかと判断した。センチコガネの「センチ」は「雪隠(せっちん)」が訛ったものらしい。

 半年ほど前に、ならまち糞虫館に行った。その時「今なら、奈良公園でたくさん見られますよ」と聞いたので、ぜひ見に行こうと思っていたがつい忘れてしまっていた。

 折角なので標本にすることにした。冷凍して殺したが、脚が硬くなってしまって、軟化するのにちょっと苦労した。

 

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センチコガネ(雪隠黄金虫)  Phelotrupes laevistriatus センチコガネ科
奈良市 2020年10月25日

網走付近の貨物列車、流氷の季節

 3月の末は北海道ではまだ冬である。オホーツク海沿いの海岸を流氷が埋め尽くしている。

 たぶん網走駅付近で撮ったのだろう。貨物列車がSLに押されて、こちらへ走ってくる。線路脇の水も凍っている。最近は見かけなくなった腕木式信号機である。

 近寄って来た時には蒸気で機関車が見えないくらいだった。車種もわからない。D51あたりだろうか。

 国鉄の時代、蒸気機関車の末期の頃である。

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網走付近 北海道 1973年3月30日

阿蘇ひぐらし鉄道 まほろば線、試運転

 試運転をしました。カーブのところで苦しそうです。バッテリーをかなり長い間充電していないので、電気が無くなったのでしょう。

 この機関車には車のバッテリーが入っています。車体は外せるようになっています。外したところが次の写真。更にカバーを外すとモーターとギヤやチェーンが見えます。この装置が2組あって、それぞれの車軸を駆動しています。

 前回の問題点であった、制御用のケーブルを取り付けを変更しました。カーブで伸びたり縮んだりするのを防ぐために、連結面ではできるだけ中央に持ってくるようにしました。また写真のように、前の車両では左側、次の車両では右側にというように、逆側にケーブルを通すことによって、伸び縮みが相殺され具合が良くなりました。

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 バッテリーを充電しましたが、今一つ調子が出ません。スピードが落ちるところがあります。大人2人乗せて走ると、あるところで止まってしまいます。できるだけ勾配ができないように線路を敷いたのですが、その場所が急勾配になったのでしょう。

 水準器で見るとかなりの急勾配のようです。この場所はバラストを入れて勾配を緩くしなければなりません。翌日工事を行い、ある程度は修正できました。大人2人を引いて走れるようになりました。

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阿蘇ひぐらし鉄道 まほろば線 2020年10月26日、27日

ロンドン交通博物館

 1999年だから、もう20年も前の写真である。ロンドの街中にある交通博物館に行った。鉄道だけでなく、バスやタクシーなど車もいろいろあった。

 古い客車は床が木製である。つり革があるので通勤列車用だろう。ひょっとして、地下鉄だろうか。禁煙のマークがあるが。確か、1980年代に行った時は、地下鉄でも禁煙車があって驚いたことを覚えている。

 2階建バスを発明したのは、イギリスだ。なぜ、イギリス(ロンドン)でだけ普及したのだろうか。赤い4台の2階建バスが並んでいる。バスの車内だろうか、乗客の人形がリアルである。車掌の頭が天井につきそうだ。

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ロンドン交通博物館 英国 ロンドン コヴェントガーデン 1999年8月

2階建電車を乗り継ぐ

 この日は、近鉄奈良発の京都行き急行に乗り遅れた。11分後に特急があるので、それに乗った。4両編成で、2階建の車両は中間の2両である。せっかくなので、2階席を選んだ。

 奈良駅から地上に出て新大宮を過ぎると、平城宮跡を通る。左手に復元された朱雀門が見える。つい写真に撮った。同じ車両の後ろの方の人からもシャッターの音が聞こえた。車内は私以外に1組だけで、空いている。

 平城宮跡を電車が通るのはいかがなものかということで、近鉄は線路の移設を求められているらしい。しばらくすると、この光景も見られなくなるのだろう。残念なことだ。

 

 丹波橋で京阪に乗り換える。階段を降りて出口の近く、人形が飾ってあった。「近鉄 × 魔女見習いをさがして」と書いてある。アニメ映画がもう直ぐ公開されるらしい。

 特急にはあまり人が乗っていないと思っていたが、予想外に丹波橋で降りた人が10人くらいいた。いつも通勤に特急を使っているのだろう。空いているし速いし520円の価値はあるのかもしれない。

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 ちょうどやってきた京阪の特急に乗り換えた。これはいつも乗る特急である。11分後に出た近鉄の特急が前の急行にほぼ追い着いたということだ。

 京阪の特急は8両のうち、4号車1両が2階建車両である。この日は、いつもは乗らない2階建の車両に乗った(京阪の特急は料金はいらない。6号車のプレミアムカーは要るけれど)。下の階しか席が空いていなかったので、そちらに乗ったが。駅を通過するとホームの下が見える。

 

 という次第で、2階建電車を乗り継ぐという珍しい経験をした。そしていつもと同じ時間に出町柳に着いた。

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近鉄特急・京阪特急 2020年10月20日