阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

ピピロッティ・リストの展覧会、あなたの眼はわたしの島

 スイスの現代作家で有名な人のようだ。会場は、クッションの置かれた部屋、ベッドが置かれた部屋、ソファーや椅子が置かれた部屋などで、座ったり寝転んだりして、映像作品を見るようになっていた。靴を入れる袋を持ってきてくださいと書いてあった意味がわかった。

 主にビデオ作品で、小さな人形の部屋に小さなプロジェクターが仕掛けてあるものもあった。棒を持った女性が歩道を歩いていて、駐車している車の窓を割っていく作品もあった(写真はない)。すごい。

 最後の部屋は、こちらには食卓、あちらはソファー、壁には小物がいろいろ、そこに映像や色彩が流れていく。食卓にはグラスや食器が置いてあって、椅子に座ることができる。上にはプロジェクターがあって、同心円の色の輪が次々と広がっていく。小さなものも興味深い。自分で同じようなものを真似て作ってみても面白いかと思った。一辺7cmくらいのプロジェクターが使われていた。

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 この3日後に、3度目の緊急事態宣言が出て、美術館は閉館してしまった。あの日に見ておいて良かった(でも、考えてみれば寝転んだり座ったりとちょっとコロナ下で、いいのかなという催しだったが)。 

ピピロッティ・リスト展 京都国立近代美術館 京都市岡崎 2021年4月22日