1973年4月、稚内の駅構内である。雪がまだ残っていてとても寒かった。
手前に車止めが見える。遠くには、タンク車などの貨車が止まっている。貨車の入れ替え作業をしているのだろう。ディーゼル機関車のようだ。この頃は、鉄道で運ぶ貨物も多かった。
稚内から南へ、宗谷本線の幌延で乗り換え、羽幌線で多分羽幌まで行ったようだ。列車の窓から撮ったのだろう、板張りの短いホームが写っている。駅名板を拡大してみると、「なかかわぐち(中川口)」と読める。隣は、天塩と北川口でかろうじて読める文字と辻褄が合うので確かだろう。
中川口仮停車場は、羽幌線の廃止に伴って、1987年3月に廃止になった。