阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

水面計の修理と蒸気漏れ

 6月5日の報告では,SLが上手く走らない原因は,蒸気の漏れだと書きました.しかし,間違っていました.工作台の上に載せて詳しく見ると,リバーシングギア(前進後退の切り替え)のレバーから左側のバルブギヤへの途中のネジが緩んでいました.それが走らない主な原因だったようです.

 漏れについても直しました.エアーテストをすると,漏れの音がするのですが,どこから漏れているかはなかなか分かりません.石けん水をあちこちつけてやって,やっと水面計のところから漏れているのが分かりました.ネジを締めて漏れを直したところまでは良かったのですが,その後水面計の保護のための棒のネジを強く締めたため,水面計のガラス管を割ってしまいました.

 新しいものを注文していたのが,今日届いたので直しました.組み立て説明書にも,割らないようにと書いてあったし,ライブの製作の本を見ても,そこはスパナでなく手で締めなさいと書いてありました.

 また漏れがあったシリンダとレギュレータバルブにはパッキングを少し追加しました.

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 今回のエアーテストでは,0.5MPaに圧力を上げて,そのまま放置して見ました.すると,一見漏れはないようなのに,時間が経つとゆっくりと圧力が下がります.30分で半分くらいの圧力になります.でも,この程度は問題ないのではないかと思いました.実際に走らせるときは,火をたき続けているのですから,その蒸気圧の上昇に比べれば,この程度の漏れは誤差範囲ではないかと思います.どうでしょうか.ひょっとすると,何か考え違いがあるかも知れませんが.

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阿蘇ひぐらし鉄道 呉羽の里線 2015年6月10日