あちこちに達磨が置いてある。5・6cmの高さの小さな達磨である。入り口から直ぐの「大安寺中門跡」の石碑の上にも1個乗っている。たぶんコロナウイルスの関係かなと思って歩いて行った。
広々とした空間に建物がゆったりと立っている。それが奈良のお寺の印象だ。人が少ないから余計にそう感じるのか。
本堂では癌封じの祈祷が行われていた。それが終わってから中に入った。本堂の入り口におみくじがあって、それが達磨の中に入っているのだった。境内のあちこちに達磨があるのは、おみくじを引いた人が置いていったからだと分かった。
門を出ると、この先100mのところに西塔・東塔の跡があると書いてあった。行ってみると道の左右に草原があって、その真ん中に大きな基石あった。昔は、ここまでお寺の境内だったのだろう。
大安寺(だいあんじ) 奈良市大安寺 2020年8月3日