そろそろ出かけてもいい頃だと思い、久しぶりにお寺に行った。
光明皇后(聖武天皇の妃)によって作られた寺院で、「からふろ」、薬草を用いた蒸し風呂で知られる。パンフレットには、からふろは「我自ら千人の垢を去らん」という光明皇后のご発願に由来し、庶民に開かれた福祉施設の原点ともいえるものと、書いてある。
行ってみるとたまたま1年に6日間しかない「十一面観音菩薩立像」の特別開扉の初日だった。それなのに、私たち以外に来ていたのは2人連れの2グループだけだった。この観音像は光明皇后を姿を写したものと言われている。
(本堂)
(から風呂)
意外と広い境内で、黄緑に輝く蓮の葉と花菖蒲が美しい。煙の木(スモークツリー)も興味深い。