明延(あけのべ)鉱山を訪ねて(3)
明延鉱山の報告の続きです.ここでは,一円電車に乗るだけではなく,鉱山の見学もできるようになっていた.
見学者はそれぞれ自分の車に乗って,少し離れた鉱山跡の入口まで行く.そこから,15人ほどの見学者は暗い坑道の中に案内された.坑道の中には,線路が敷かれている.軌間は762mmではなく,もっと狭い500mmのようだ.
後で本を見ると,鉱山が始まった頃はフランス人技師を指導者として招いたので,軌間がメートル法で切りの良い数字の500mmとなったようだ.その後,英国由来の2フィート半(762mm)の軌間もできて,2つが両方使われたらしい.
坑道を出たところには,電気機関車,貨車,バッテリィ機関車など車輌が保存展示してあった.車輌の軌間は2種類あって,3線式の線路が敷かれていた.