阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

九州新幹線「さくら」に乗る

 3月12日に全線開業した九州新幹線だが,開業日の前日に東北で地震があったので,開通式も行われずニュースの報道もほとんどなかった.熊本を応援している私としては残念なことである.開業後一ヶ月ほど経った4月14日(木)に,熊本から大阪までの直通の「さくら」に乗ってみた.
 阿蘇の赤水を10:08に出る「九州横断特急1号」で熊本まで行く.熊本11:20発の「さくら558号」に乗り換えて新大阪着は14:44である.駅から駅までが4時間36分,阿蘇の家から自宅に着くまでは6時間弱だった.早いと言えば早い.夢のようだと言っても良い.でも出発地も到着地も空港に近いので,飛行機利用なら3時間といったところであるが.
 「さくら」の車内は普通車も通路を挟んで左右2人掛け(一列に4人)でゆったりしている,座り心地もよく,3時間以上座っていたのにお尻も痛くならなかった.私の乗っていた車輌には,福岡に着いたとき30-40人乗客がいたと思うが,そのまま乗って大阪の方に行く乗客は私を含め7人だけだった.

 横断特急の方は,車掌が乗っていないワンマン列車であった.車内販売の人は,スイッチバックや風車について車内放送はしていたけれど,車掌ではないようだ.そのため,スイッチバックの赤水・立野間がずいぶん時間がかかる.車掌がいないと,逆行するとき運転手が前の運転席から後ろの運転席に移るためである.
 特急までワンマンとは驚きである.でも,途中の肥後大津から車掌が乗ってきて,切符の検札にきた.このとき一部の乗客だけ検札していたので,これまでに車掌が乗っていた区間があったと思われる.たぶん出発地と到着地の周辺だけ車掌が乗務する体制のようだ.
Img_7392w
九州横断特急1号」 赤水駅 豊肥本線
Img_7403w
九州新幹線「つばめ」 この車輌は以前から走っていたもの 熊本駅
Img_7414w
九州新幹線「さくら」 乗車するホームからでは写真が撮りにくい 熊本駅
Img_7418w
「さくら」の車内  2011年4月14日(木)