この仏像はとても暗い部屋にあった。模刻なので撮影可だったのでスマホで撮ってみたが、ほとんどブレはない。データを見るとシャッター速度は1/9秒である(焦点距離:5.1mm、F値:1.6)。すごい。こんなに遅いシャッターでも撮れるなんて。
普通のカメラ(ミラーレス一眼でもコンパクトカメラでも)ではこうは撮れないのではないか。スマホの手ブレをうまく検知して、それを補正するようにして撮影しているのだろう。
ちょっと前までは、スマホのカメラは一眼レフなどのカメラと比較して遜色ない、と言われたけれど。今は追い越している部分もある。
スマホで撮るのに不便なものは、動くもの、列車や蝶々や走る人などかな。それと明るい太陽光の下で画面が見にくいということぐらいだろう。
小さくて軽いのでいつでも持ち歩ける。まあ、急いで撮ろうとすると、変なところを触って別のアプリが立ち上がったり、写真の設定が動画やパノラマになったりという欠点もあるが。それは、兼用の機器ではなくて専用の機器の方が使いやすいという一般則から当然かもしれない。
でも、もうほとんどの人にはカメラ専用機は要らないのかもしれない。