パンタグラフを作り直す
5インチゲージの凸電のパンタグラフは,アルミの針金を使い接着剤で組み立てたものだったので,接着剤がはずれ壊れやすく,歪みが目立つものだった.今回,真鍮線を使って新しく作り替えることにした.
金属の工作に慣れていないので,3日かかって今日やっと完成した.ハンダ付け用のフラックスも初めて買った.刷毛で塗るようになっていて便利である.3mmの真鍮線と4mmの真鍮管を主に使った.
土台と摺り板(シュー)は木材とプラスティックで作った以前のものを流用した.だから全金属製ではないし,碍子を省略したことなど実物とは違うところもあるが,以前とは違ってきちっとした仕上がりになった.
ただ,今ひとつ構造を理解できないところがある.バネで引っ張ったときに,左右の対称の形をどうやって安定させているのかが分からない.前や後に傾いてしまうのをどうやって止めるのだろうか? 実際には安定した形で一応止まりはするが,手で前や後に傾けてやると形が崩れてしまう.
参考にしようと思ったが,小さなスケール(NやHO)のパンタグラフ付の車輌が手元にない.ネットで見てもよく分からなかったので,とりあえずネジで固定できるようにした.
パンタグラフを作り直したので,畳めるようになり車庫にも入れられるようになってうれしい.明日,塗装をして凸電に取り付ける予定である.
古いパンタグラフの残骸
ほぼ完成したパンタグラフ 2013年12月13日