はじめてコツバメに会えました

　今年の冬は寒かったし，まだ馬酔木が咲いているのではと思って，鞍岳に行きました．しかし，ほとんどの木は花が終わっていて，花が残っているのはごく一部の木だけでした．
　あきらめて帰ろうかなと思っていたとき，シジミ蝶が一匹飛んできました．網で採ってみると，コツバメだとはっきりしました．しばらく待っていると，それからも時々コツバメがやって来ました．
　2年越しの目標でしたが，はじめてコツバメに会えて感激です．
　本に書いてある通りに，身体を傾けてとまっていました．「それがかわいい」と言う人もいます．太陽の光が翅に十分当たって温まるように身体を傾けるそうです．

少し花の残っていた馬酔木（あせび）
　
コツバメ（小燕） Callophrys ferrea 熊本県菊池市旭志　2012年4月24日

　ぱっとしない写真ですが，記念に載せておきました．コンパクトカメラしかもっていなかったので，なかなか上手く撮れませんでした．日向のような明るいところでは液晶の画面を見ても，どこに蝶がいるのか分かりません．このようなときには，ファインダーを覗く一眼レフが便利です．
　5倍までしか光学ズームがないので，無理やりデジタルズームで拡大して撮影したものです．デジタルズームとは，光学ズームで撮影した写真をパソコンで拡大したものと画質は同じなのでしょうか．
　今日は大分県では真夏日だったそうですが，ここ阿蘇もとても暖かい日でした．