1月の庭園鉄道
カレル・チャペックの「園芸12ヶ月」によると、「1月だからといって園芸家が何もしないで、暇をもてあましているわけではない」と書いてある。1月の植物といえば「窓ガラスの花」という寒いチェコでさえすることがあるのだから。それほど寒くない当地の庭園鉄道にはすることはたくさんある。
今年初めて、列車を走らせた。そこで思い出したのは、庭に残る芝生のことだ。今は冬だから地上の葉は枯れて目立たないが、暖かい季節には芝生が伸びて線路内に入って来る。線路の下には50cmの幅で防草シートを敷いてあって、その上にバラスト も撒いてあるが、その外側にある芝生でも茎を伸ばして列車の通行の邪魔をする。
芝生は絶滅させたいと思っている。もともと芝生を植えたわけではなく、以前の庭から別の植物を運ぶときに紛れ込んだものである。芝生の勢いのない冬こそ、なくすチャンスだ。できるだけ手間をかけたくないので、防草シートを上にかけておくだけで絶えるのではないかと思っているが、どうだろう。もしダメならまた他の方法を考えよう。
もう一つの予定は、機関庫の製作である。痛みがひどいので、昨秋取り壊した。今は基礎のレンガだけ残ってる。以前のものは、発泡スチロール製だった。もし万一台風などのときに壊れて飛んでも、近所の家に(自分の家にも)迷惑がかからないようにと考えて。
何度か台風は来たが、ほとんど飛ぶことはなかった。しかし、この材料には欠点があって、紫外線で劣化することだ。塗装はしていても、特によく日の当たる南側の一部がボロボロになった。今回は別の材料を考えているが、何がいいのだろうか。
本物の建物のようにセメントなどがいいのかもしれないが、作るのが難しそうだ(森博嗣の本にはモルタルで作っていると書いてあったが)。
よく見るとこの電気機関車も痛んできているので、改修が必要かもしれない。線路側のピンク色の侘助の花ももう終わりのようだ。