阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

造形村の0系新幹線のカプラー

 日本橋(大阪)のボークスに行ったら、0系新幹線(HO)の限定版DCC搭載の4両セットを売っていた。最初からDCCデコーダーが付いているのでつい買ってしまった。それが写真の車両である(発売は2011年)。

 60年くらい前に新幹線ができた頃には、模型の新幹線の電車など買おうとは思わなかった。でも今となっては懐かしい車両だ。

 買って帰って、気づいたのはカプラーの問題である。カプラーポケットがあって、そこに写真のような連結棒で繋ぐのである。一方の車両に差しておいて、線路の上でもう1両を繋ぐことはなかなかできない。連結棒に強く差し込まないといけないので、線路の上でただ車両を押しても、カプラーポケットが左右に動いてしまう。

 説明書には「斜めに力を加えると思わぬ損傷を招きます」と書いてあって、連結や開放は車両を裏向けにした状態で行うしかないようだ。4両でもちょっと難しい。フル編成の16両だったらどうするのだろう。

 ネットで調べたら、「もけいや松原」のページが見つかった。カプラーポケットはヨーロッパ型のHOと同じ構造なので、差し替えることができると書いてあった。フライッシュマンのカプラーがあったのでそれを差すと、自由に連結・解放できるようになった。ちょっと、連結間が長くなるのが欠点だが(その模型店では、少し短くなるように加工したとある)。

 もう一つの問題は、そのページにも書いてあったが、連結棒には通電できるようになっていて、電動車のDCCから先頭車まで通電するようになっていたのだ。それによって先頭車のライトの点滅を制御する。カプラー交換によって通電できなくなったので、代わりに先頭車両にライト用のデコーダーを取り付ければいい。分解するのがちょっと厄介かもしれないが。

 そこの模型店では、依頼されてそのような改造をしたと言う。うまく行かなければ、そこに頼んでもいいと思った(加工料金も書いてあった)。まだ、取り掛かってはいない。

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 実は、もう一つ問題があって、急曲線通過のことである。中間の2両は通過するのだが、先頭車は台車が引っかかる。先頭車が少し幅がすぼまっているのが原因で、それを避けるために少し側板を削ってあるのだが十分ではないようだ。仕方がないので、台車の前部をカットするしかないようだ。半径356mmを走って欲しい。

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新幹線0系 2021年12月30日