阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

古い「ナロハネ10」を蘇らせることができないか?

 50年くらい前の寝台客車「ナロハネ10」(1/80)がある。金属製で車内には何もなくて、塗装もしていない。それがその時代の標準的な作りだった。天賞堂製で、ベーカー型カプラーがついている。捨てるには惜しいし、何とか使えないだろうか。

 カプラーは首を振らないし台車マウントでもないので、急カーブは走れない。急カーブを走れるフライッシュマンの客車があるので、その下回りにナロハネ10の車体を載せようと思った。

 まずはフライッシュマンの客車の車体を外す。ギターのピックを挟んで少しずつ隙間を広げて、今回は割と簡単に外れた。

 カプラーの構造を見ると、とても上手くできている。カプラーが横に振れるとカプラー を突き出すようになっている。つまり、線路のカーブの部分では連結面が広くなり、直線部では狭くなるようになっている。

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  フライッシュマンの客車が長いので、途中を切断してナロハネに合わせた。そのまま車体を載せてみると、一応走ることはできる。写真はディーゼル機関車と連結したところだが、車体の高さがかなり違う。1/87の機関車と1/80の客車なので、大きさも少し違うが、それ以上に屋根が高い。

 元々の高さと比べて3mmくらい高い。そうなった理由は、次の通りだ。フライシュマンの下廻りの幅は、ナロハネより狭いのでうまく入ると思ったのだが、ナロハネの車体の内側に、床板を取り付けるためのL字のアングルがついているため、入らないのである。

 アングルを切断しようと思ったが、金属(真鍮)なので難しい。逆にフライッシュマンの下回りの幅を狭くしようと思ったが、カプラーの機構に関係する部分を切り落としそうでそれもちょっと難しい。

 ということで、計画は進まなくなった。でも、カプラーの構造が分かったので良しとしよう。別の客車に取り付けられないか、また考えてみようと思っている。

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ナロハネ10の改造 2021年2月23日