阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

入換え用の電気機関車が入線、DCCデジタルカプラー付き

 デジタルカプラー付きの機関車を欲しいと思ってはいましたが、そのままになっていました。ネットで検索してもフライッシュマンのものは見つかりません。もう遅いかもしれないと思いながら問い合わせてみると、やっと見つかりました。それがこの電気機関車(DB BR E160)です。昨日、阿蘇ひぐらし鉄道にやってきました。

 ところがカーブポイントのところで立ち往生します。左分岐のカーブポイントですが、外側で分岐側から通るときだけ止まってしまいます。動輪が3軸あるのですが、離れた1つはゴムタイヤがついていて、残りの2つは距離が近い(軸間16mmくらい)ので、ポイントの無電区間にはまってしまうのが原因のようです。

 他にもカーブポイントが2つあるのですが、右分岐ですがどの方向に走っても問題なく通過します。ポイントに原因があるのかと思い別のものに取り替えてみましたが変わりません。

 フライッシュマンのポイントのフログ部分は、無電区間を短くするために金属板が敷いてあります。車輪のフランジ部分から電気を供給しようという考えです。しかし、カーブポイントでは金属板の部分を除いても20mm以上になり、この機関車のように止まってしまうものも出てくるのでしょう(これ以外の機関車は問題なく通る)。

 車輪のフランジに対してフログ部分の溝が深すぎるように思います。これは多分昔の車輪のフランジが今より高いものが多かったためだと思われます。通る時、ガクンと車輪が沈むように見えます。ひょっとすると沈むときに車輪が浮いて、集電が途切れるのではにかと考えました、そこで紙を貼ってみました。でも改善されません。紙を貼ってフログ部分の落ち込みを少なくするのは悪くないので、そのままにしてあります。

 次の手段として、フログの金属部分を少し延長することを試しました。ストックに粘着剤付きの0.1mm厚の銅板がありました。それを細く切ってフログ部分に貼りました。テストすると粘着剤で貼っても電流は流れるようです。

 これがうまくいきました。E160型電気機関車は、やっと問題なくカーブポイントを走れるようになりました。

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 また、この機関車の速度が遅すぎるので、CV5、CV6を変えてみたりしたのですが今度は速すぎたりしてうまくいきません。最初わからなかったのですが、F9が Shunting gear とマニュアルに書いてあって、F9のOn/Offで入換え用の低速と普通の走行を切り替えるようになっているのに気づきました。F9で切り替えるととても便利に使えます。入換えのことをshuntingというのを知りませんでした。

 デジタルカプラー についてはまたの機会に報告します。

 電気機関車(DB BR E160) 2021年2月9日