ロンドンの地下鉄、1977年
車内の写真を見ると、日本の地下鉄との違いがいくつか目につく。ロングシートでなくクロスシートの部分がある。つり革の持ち手が輪っかではなくこぶし型である。床に木が使われているようだ(?)。
でもこの何年か後、ロンドンの地下鉄のエスカレーターが木製でそのために火災が発生した、と聞いたような記憶がある。次のエスカレーターの写真からは木製かどうかわからないが。
列車の写真を撮ったのはどこの駅だろう。天井に途切れたところがあって、地下ではなく地上に出た駅のようだ。
私は知らなかったが、ロンドンの地下鉄は第4軌条方式。走行用のレールの外側に一本、内側に一本設置されているとのことだ。確かに写真を見ると、中央と外側との2本が見える。中央のレールは露出しているように見えるが、感電の危険はないのだろうか。アガサ・クリスティーの小説に、転落して感電死した人がいたような記憶がある。茶色の服の男の冒頭だったような。
ロンドン地下鉄 英国 1977年8月