階段を少し登って入る、きれいな木造駅舎である。多分古いものだろうが、最近瓦を葺き替えたのだろう。電話ボックスも無彩色で、販売機も目立つところにはなくて、好ましい。
「櫟」の字はイチイと読むが、櫟本と書いて「いちいもと」ではなく「いちのもと」と読む。今気がついたけれど、この字はクヌギではないか??
無人駅だけれど、この時間は高校生が大勢いた。ちょうど帰る時間だったのだろう。写真はなるべく人が写らないようにしたので、人がいないように見えるけれど。
奈良行きと和歌山行きの電車がちょうどやってきて、行き違った。ホームは上下それぞれ1本ずつだが、中央に線路が通っていたのだろう1本分の空きがある。跨線橋も古いものだろう。レールを使って補強してある立派なものである。