パリの地下鉄は右側通行
パリの地下鉄(メトロ)は右側通行である。そう聞いても誰も当然だと思うだろう。車も右側通行だからだ。
しかし、フランスの国鉄は道路とは違い左側通行と書いてあった。私は今まで知らなかった。フランスだけでなく、イタリアやスイスなど鉄道が左側通行の国がたくさんあるようだ。英仏海峡のトンネルを通るユーロスターが、どこで左の線路から右の線路に移るのかと思っていたが、そんな心配は元々なかったのである。
それはともかくパリのメトロである。列車が入ってきて、その隙間から向こうのホームの人が見える。ポスターの前で男の人が座っている。1993年の冬、アレジア(Alésia)という駅である。なぜこの駅で降りたのだろうか。彫刻家・画家のアルベルト・ジャコメッティが昔住んでいた家を見に行った時だったかしら。
パリのメトロはゴムタイヤを使っているようだ。札幌の地下鉄も同じだ。音が静かなのだろう。大きな広告のポスターも目を引く。
アレジア駅 パリの地下鉄 フランス 1993年1月