幌延駅、かつては羽幌線の分岐駅だった
訪ねたのは1993年8月、北海道の鉄道も民営化によって次々に廃止されて、半分くらいになってしまった。ここ宗谷本線の幌延駅はかつては、留萌までの羽幌線との分岐駅だった。
稚内と結ぶキハ54単行の普通列車が止まっていた。時刻表を見ると、普通5往復、急行は宗谷、サロベツ、礼文、利尻と4往復が走っているのがわかる。下りにだけ臨時(急行利尻81号)があるのはなぜだろう。
この20年前の1973年には、夜行の急行利尻で札幌から稚内に行ったことを思い出す。雪の中、ボーという汽笛の音を聞いた記憶がある。その頃は蒸気機関車の牽く客車だったのだろう。
この駅から旭川方面へ4つ目、上幌延、南幌延、安牛の次、雄信内駅の写真もあった。雄信内と書いて「おのっぷない」と読む。ここもまだ幌延町内である。