N電が走っている、でも架線がない
梅小路公園には緑とクリーム色の京都の市電がたくさん保存してある。保存というより食べ物や小物の売店になっているものもある。
京都鉄道博物館と京都水族館を結ぶ線路があって、路面電車が走っている。こちらはいわゆるN電、3フィート6インチの狭いゲージの電車である。日本で初めて走った電車の仲間である。
１日乗車券を買って乗ってみた。短い距離だが1時間に3本運転されていて、運転手だけでなく車掌さんもいる。その日は土曜日だったのにほとんど乗る人がいなくて、私たちの貸し切りだった（調べてみると運行は土日・祝日だけだ）。
ハンドルをグルグル回すブレーキが珍しい。架線はなくバッテリーを電源としているようである。
鉄道博物館側の駅の隣にもう1両展示してある。写真は主にその電車である。今ネットを見てみるとこちらはナローではなく標準軌だと書いてある。説明を見なかったのが悔やまれる。確かに写真を見ると車庫の中の線路は三線になっている。
京都のN電といえば、40年以上前に犬山の明治村で乗った記憶がある。今でも走っているのだろうか。この日は電車を降りて水族館に行った。
