C57の牽く列車、1965年
C57の牽く客車の横には、3枚窓の初期型クハ86の電車が見える。遠くに見えるのはキハ58系だろうか。
場所は、大阪から信州へ行く途中の写真なので、たぶん乗り換えた名古屋駅ではないかと思う。
2枚目の写真はC57の牽く列車が出発するところだ。客車スハフ32の行先表示板は、拡大して見ると1文字目が不明で「○山行」と読める。高山行きだろうか。小さな窓がたくさん並んだダブルルーフである。夏なので窓がほとんど開いている。もちろん冷房などない。
次の写真は車窓から撮ったのだろう。引き込み線に、ディーゼルカーが置いてある。先頭が円筒形ような独特の形をしたキハ07である。この時にはもう走ってはいなかったのかもしれない。
上の写真は最近デジタル化した、55年前のものである。100本以上あるフィルムの中には鉄道を写したものもかなりあるので、その中から興味深いものを探して紹介していきたい。