昼過ぎに家の窓から見ると米塚が黒くなっていた.炎のオレンジ色も見える.野焼きの季節になったのだ.今年は地震から約2年が経って,野焼きもできるようになったのだろう.
折角だから行ってみることにした.近くの登山道(阿蘇公園下野線)はまだ不通なので,登山道阿蘇吉田線の北側から入る.漱石の二百十日の碑のところを過ぎると,木がなくなって草原になる.草原はまだらに焼けて,枯れ草色のところもたくさん残っている.
米塚のよく見えるところで車を止めた.すぐ近くで道の際の草がまだ燃えていて煙が出ている.車に火が移ったら大変だ.
草千里の展望駐車場まで行った.地震以来始めてかも知れない.ここから中岳の煙と野焼きの煙の両方が見えた.暖かい日だったからか,思ったより観光の人も来ていた.ごく少しだけれど影の部分には雪も残っていた.