コップに小豆が。触感を伝える
触覚の情報を伝えるという実験が紹介されていた。2つの紙コップを用意し、1つのコップにはコンタクトマイクをつける、もう1つのコップには振動子をつける。アンプをはさんで2つを繋ぎ、音声信号を伝えるようにする。
一人の人がマイクをつけたコップにビー玉を入れて振ると、もう一方の空のコップを握っている人は、空にもかかわらずコップの中のビー玉が動くように感じてびっくりする、と書いてあった(*)。
ぜひ試してみたいと思っていたが詳細が分からず、試せなかったのだが、年末に「触感デバイス体感モジュール」というものが販売されているのをネットで見つけた。それをコップの底に取付た。
入力の方のマイクは、どんなものが良いかよく分からないけれど、コンタクトマイクを使った。楽器に貼り付けたり挟んだりして、スピーカーに繫いで鳴らすものらしい(例えばアコースティックのギターがエレキギターになる)。コンタクトマイクを紙コップに挟み、小豆を入れて振ってみた。
面白い。空のコップなのに小豆が入っているように感じる。音もするので、音とコップが振動するのが相まって小豆を感じるのだろう。これだけでも充分面白いが、いろいろ試してみたい。何か鉄道に関係することができればいいのだが。
2018年1月5日
(*)「触楽入門」仲谷正史ほか、朝日出版社、2016