天王寺、陸橋からJRの線路を見る
天王寺に坂本衛氏の鉄道模型の展示があると聞いて見に行った。大阪市立美術館でやっている「関西平和美術展」の中の作品である。その日が最終日で大阪の気温予報が38℃という暑い日だった。
落石覆いのある崖縁の線路を、86の牽くダブルルーフの客車列車が走る作品だった。その前で、作者にお話しを聞いた。蒸気機関車の車輪はパイプを輪切りにして作る、崖の岩肌は紙をくちゃくちゃにして表現する、東京人は文句ばかり言う、など興味深い話だった。
美術館からの帰り道、地下鉄の天王寺の駅への橋の上からJRの線路が見えた。関西本線と環状線なのだろう。このブログに1981年の写真がある。右手が天王寺公園なので同じ場所だろう。走っている車輌は変わったが、線路はほぼ同じである。
地図を見ると都ホテルから撮ったにしては位置が違うが、どうも都ホテルがJR(国鉄)の駅の上から近鉄の駅の方へ移転したようだ。もちろんアベノハルカスは1981年にはなかった。