阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

法華口(ほっけぐち)駅(2)

 法華口駅の待合室には,プラレールが備えてあって子供が遊べるようになっていた.天井からは気球も下がっている.

 ホームに出てみると古い駅名標があった.青地に白い字で書いてあるが,その下に昔に書かれた字が残っている.「ほっけぐち」「はりましもさと」の下には同じ文字が右から書かれていたのだった.しかし,「たはら」の下に書いてある字は,どうも「たはら」ではないようだ.

 ローマ字とひらがなを合わせて読むと,「あびき」と読める.ネットで調べてみると,古くは隣駅は「網引(あびき)」だったが,1919年(大正8年)に網引−法華口の間に「田原(たわら)」駅ができたらしい.播州鉄道の時代のことらしい.その後,播但鉄道,国鉄北条線を経て,第3セクター北条鉄道へと変わってきた.この駅名標は,1919年以前のものということになる.100年ほど前である.

 この駅の向かい側のホームに沿って桜の木があり,また駅前広場にも桜があって,もう少しすると華やかになるとのことだった.ホームの柱に造花が飾ってあった.駅舎の隣には,りっぱな三重の塔(法華山一乗寺)の模型があった.

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法華口(ほっけぐち)駅 北条鉄道 兵庫県加西(かさい)市

2017年3月29日 (写真はクリックすると拡大します.PCのみ)