明延鉱山,「一円電車」に乗る(1)
天気予報では雨が降るとのことだったが,今年最後の運転だったので「明延鉱山」に出かけた.毎月第一日曜日に運転されているが,冬季は休みなので今年は11月2日が最終だった.
蓄電池で動く電気機関車と一両の客車である.一円の運賃と気持ちはいくらでもということなので千円を箱に入れて,切符を受け取った.硬券である.改札はなかったが.何往復してもいいですよと,とてもサービスが良い.
線路は全長70mで,行ってすぐ引き返す.70mとは,うちの「阿蘇ひぐらし鉄道 呉羽の里線」の一周64mと余り変わらない.将来は,かつて走っていた場所で,600mの区間を復活させようと,計画しているようだ.
客車の中は狭い.窓も小さくて,鉄格子がはまっている.それでも,それほど暗い感じがしないのは,白に塗ってあるからだろうか.後の窓からは機関車の運転手さんの顔が見える.ゲージは,2フィート半,762mmである.
他のお客さんと係の人が話しているのを聞くと,不定期で運転の講習をしていて,修了者には運転させてくれるらしい.是非,参加してみたいものだ.
乗車口の横には5インチゲージの線路が敷いてあって,手で回して走るトロッコ(線路商会製?)があった.それも試してみた.