近江八幡に行く,「琵琶湖ビエンナーレ2014」(1)
久しぶりの晴れの週末,近江八幡に出かけた.「琵琶湖ビエンナーレ」を見に行った.同時に他の催しも(ヴォーリズ関係)あって,同じ建物の中も2つに分かれていたりして,少しお互いの協力関係がないように見えた.
それはさておき,昔の造り酒屋の会場にはたくさんの作品があった.青い酒のタンクに,黄色い金属の鱗状のものが取り付けてある.その隣の酒のタンクの底には水が少し溜まっていて,真上のプロジェクターからスライドを映していた.上から覗くのも悪くない.
来年の私たちの展示の参考にしようと思って見ると,とても興味深い.
暗い路地には,小さな穴の空いた陶器のライトの光があって,なかなかいい.奥の和室の絵は,畳を外して,そこに小石を敷いてそれに埋まるように置いてあった.その絵は,どれも絵の下から照明がされているように見えるけれど,実は上から照明が当たっているだけのようだ.ただ光を当てただけで,あのように見えるのだろうか.試してみたい.
このような展示を見て感じるのは,展示室は暗いところが必要だということである.暗闇の中での光は,あんなに作品を際立たせるのだから.