阿蘇ひぐらし通信

庭園鉄道「阿蘇ひぐらし鉄道」のこと、また懐かしい駅の写真も紹介します

踏切警報機,センサーを設置

 踏切警報機のセンサーの続報である.6月19日に試作回路ができたことを報告したが,屋外に設置するために.小さなプラスティックの箱の中に回路を収めた.
 電源は5V必要なので,電池を4本入れるとかなり大きな箱になってしまう.そこで,ネットで見つけた,電池1本で5Vが出るような回路を組み込んだ.これで,かなりスペースが節約できて小型になった.
 地面からの30cmくらいの高さに,線路を挟んで赤外線送信機と受信機を取り付けた.ある程度広がりをもって赤外線が出ているようで,送信機・受信機向きの調整は厳密でなくてもいいようだ.
 今のところ1組しか作っていないので,列車の進行方向が限られる.また,列車が近づくと警報音が鳴り始め,警告灯が点滅しはじめるのだが,一定時間(5秒)経つと終わるようになっている.また,もう一組み作って,設置してもいいと思っているが.
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列車を走らす代わりに傘を置いても,警報灯が点滅する.

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向こう側から赤外線が出て,こちら側で受光する

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軒下に,踏切警報灯の点滅の回路と警報音を鳴らす回路を入れた箱を置いてある.使わないときは,線を抜いて蓋を閉めれば,雨が降っても大丈夫.こちらは室内から12Vの電源を供給している.(右にあるのは蚊取り線香

 「阿蘇ひぐらし鉄道 呉羽の里線」の工事を始めてから,2年半になる.始めた時の目標の一つが,「電気回路のことを知って,踏切や信号機などを作れるようになる」ということだった.
 その頃は,どういう方法で実現すればいいのかもわからなかった.人に聞いても,何を勉強したらいいか,どんな本を読んだらいいのかもわからなかった.
 それが実現できたのだから,十分満足である.ハンダ付けはしたことがあったし(鉄道模型をしているのだから当然か),パソコンのプログラムはできたけれど,電子回路のことは何も知らなかったのだから.2年も経つといろいろ分かってくるものだなと思う.

阿蘇ひぐらし鉄道 呉羽の里線 2013年7月1日