蹴上(けあげ)のインクライン
京都の蹴上に行ったついでに,「インクライン」をみた.立派な記念館(琵琶湖疎水記念館)があってその横に,線路が伸びている.線路の幅は2m以上(*1)あってかなり広い.そして複線である.
昔,この場所と琵琶湖の間を,ケーブルカーで船を運んだとのこと.勾配は1/15 (*2)と書いてあった.かなりの急勾配だ.説明の看板には「インクライン(傾斜鉄道)」と書いてあった.
でも「インクライン」という言葉の意味はちょっとはっきりしない.ケーブルカーと同じ意味なのかしら.40年前に初めて見たときと同じ疑問が残る.
近くの庭園では,苔の上に紅葉の葉が乗っていた.少し肌寒い秋の日だった.
京都市左京区蹴上(けあげ) 2012年11月1日
(*1)ネットで見てみると,実測した人がいて2,540mm(100インチ)ではないかとあった.
(*2)6.67%になるので,かつての碓氷峠と同じ66.7‰である.碓氷峠ではこんな急な勾配を電気機関車が走っていたとはと,むしろそちらに驚いたが.