最終日の前日,「タンゴエクスプローラー」に乗る(2)
私はそれほど熱心な鉄道ファンではないので,今まで列車が廃止されるといっても,わざわざ乗りに行こうとしたことはなかったのですが.今回は,20年くらい前に,よく部屋の窓から北近畿タンゴ鉄道の列車をよく眺めていたので,それが懐かしくてこれを機会に乗ってみようと思ったのです.
大江から少し宮津よりの二俣駅の近くのその家の窓から,宮川の向こうの山沿いに線路があって,そこを1輌か2輌のディーゼルカーが通っていました.週末は,昼頃に大阪からの2輌のディーゼル特急が走っていました.のんびりと窓際の椅子に座って,時々通る列車を見ることができる,鉄道ファンにとって理想の生活でした.
あれから20年,その家もどうなっているのでしょうか.
20年前には特急は大江では止まらず,福知山から宮津までノンストップでしたが,今日の特急は大江の駅に停車します.また,大江の駅の手前には線路をくぐる立派な道路ができていました.次の駅が大江高校前で,その先が二俣でなので,左手の窓の外をずっと見ながらカメラを構えていて,ここかなと思うところでシャッターを何度か押しました.
右手が大江駅 北近畿タンゴ鉄道宮福線
二俣駅手前より西側を見る
あっという間に二俣駅を過ぎ,見覚えのある「丹後和紙」という看板が見えて,それから大江山口内宮の駅を通りました.大江山の麓のこの辺りに来ると,外は雪で真っ白でした.
大江ー宮津間 辛皮(からかわ)付近か 2011年3月10日(木)